天津飯





今より二年程前の事でしょうか。現在は架空請求系の迷惑メールが流行しておりますが

出会い系迷惑メールが主流だった頃、ある迷惑メールが私のサークルで話題になったんです。

元々迷惑メールだし著作権とか関係ないと思うので、ここに紹介してみました。

実は意外に知らない人が多いんですよね( ´-`)





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〜虚栄のZ戦士〜




天津飯・・・ドラゴンボールを知る者なら誰もが知っているZ戦士

コミック10巻で初登場し舞空術や太陽拳などの技で皆の度肝を抜いた場面は印象深い。

そして、天津飯初登場の天下一武道会では気付けば天津飯が見事(?)悟空をやぶり優勝。



天津飯が一番輝いていた時である。



ちなみにその後、舞空術はドラゴンボールに登場するキャラには当たり前の技となり、

技と呼べるような物ではなくなっていた。

その上、初めて使ったのは天津飯だという事を覚えている者はほんの一握りの数だろう。

そしてこの時、同時に登場した太陽拳はその後も逃げ技専用として重宝される。

その後ピッコロ大魔王が現れ天津飯はピッコロを倒すべく魔封波の修業に入る。

苦労の末、ようやく会得し、意気揚々とピッコロに勝負に挑みに行くが、

途中で肝心な電子ジャーにヒビが入っている事に気付く・・・。




マヌケそのものである。




結局、魔封波なしで戦いを挑み惨敗。

自分の力を過信しすぎた結果である。

ちなみにアニメ版では魔封波を使ったが通用せず同じく惨敗。

ピッコロどころかその手下にやられる始末である。

結局、同じ結果になるのだと思うと泣けてくる。

結局、天津飯は何の役にも立たず、悟空活躍により事件は解決。




そして、3年後待ちに待った天下一武道会が開かれる。

前大会で優勝した天津飯に期待が寄せられる中、1回戦が始まる。

相手は何とかつての恩師、桃白白である。

そして試合開始直後、天津飯は乳首付近をナイフで切られる。

怒りをあらわにし、「武道家としての誇りも忘れてしまったのですか!?」

とその怒りは明らかに乳首に向けられたものだった。

この時付けられた傷は決して癒えることなく神龍に生き返らしてもらった時も、

失った片腕は再生していたが乳首の傷は健在していた。

この乳首の傷の恨みをはらすべく、かつての恩師を何の躊躇もなく瞬殺。

血も涙も無い男である。

かつて「俺は桃白白さんのような殺し屋になるんだ」と言っていた時期がなつかしい。



そして2回戦で悟空と対戦。

最初の方は一見いい勝負をしているように見えたが、それは悟空が重量の装備していた為で、

それに気付かない天津飯は調子にスピードは俺の方が上だと意気込むが、

重量の装備を外した悟空の前になす術も無く、ズボンを脱がされ惨敗。

取っておきの四身の拳も自分の技である太陽拳に破れ、

無様な天津飯の残骸が四つ転がる結果になった。



結局、今回の大会で前大会優勝者の天津飯は乳首付近に一生傷を負い、

パンツを露出した上、 2回戦惨敗という最悪の結果になった。

3年前「俺は神以上の修行をして、次の大会も頂くぜ!!」

と言ったのは、どうやら嘘のようだった。

こうして、天津飯の活躍はないまま天下一武道会は幕を下ろした。




平和が続いたのもつかの間サイヤ人の襲来である。

最初にやってきたラディッツと激しい戦闘が繰り広げられる中、

天津飯が何をしていたか個人的に興味深い。

あれだけ、大きな気のぶつかり合いがあったのに気がつかない訳がない。

個人的見解ではあるが、天津飯は身の程を知り餃子と二人で震えてたに違いない。

そんな天津飯をよそに、悟空とピッコロにより何とか地球の平和は守られたが

1年後にさらに強いサイヤ人が 襲来することが分かる。

それに備え、神様は天上界に天津飯やヤムチャなど呼び寄せ修業をする。



言わば雑魚の寄せ集めである。



そして、ついにサイヤ人が地球に降り立った。

まず、サイヤ人の手先であるサイバイマンが天津飯達の目の前に立ちはだかる。

早速、天津飯の出番である。

やはり、神様の下で修行しただけあって、難なくサイバイマンを倒す。

だが、サイバイマンは死んでおらず、止めを刺したのはべジータだった。

この辺が実に天津飯らしい。

その後、ヤムチャが出撃し、お約束通り殺される。

後は、取って付けたようにクリリンがあっさり残りのサイバイマンを倒してしまう。

しかし、一匹だけ生き残ったサイバイマンがおり、それをピッコロが倒す。

その光景をみて言った天津飯の言葉に自分の目を疑ってしまった。



「いずれまた敵になると思うとゾッとするぜ・・・」



目先のサイヤ人の事ばかりか、その後のことまで心配するビビりようである。

こんなへタレが勝てるはずもなく、同じハゲのナッパに腕をもがれ瞬殺される。

コミック19巻の35ページ目ではもう死んでいました。

「さよなら 天さん どうか死なないで」と、

言って死んでいった餃子の気持ちを踏みにじるかのような死に方です。

「どうか死なないで」と言われたのにも関わらず、餃子が死んでから15ページ後に死ぬなんて

餃子を馬鹿にしているとしか思えません。時間にして約5分程度です。

この後、いつものお決まりパターンで悟空がサイヤ人を退けた。




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第二話



この後、死んでいった無能達を生き返らせるため、ナメック星に向けて

悟飯、 クリリン、ブルマ、そして悟空が向かう。

その頃天津飯は、意味も無いのに界王星で修行していた。

結局、フリーザ戦では修行の成果を発揮することなく終わってしまった。

それどころか墓穴を掘ってしまった事に皆さんは気づいただろうか?

それはコミック26巻での事。

フリーザに苦戦している悟空を見て、界王星でみんなが心配している中、

薄笑い浮かべている者が一人



天津飯である。



そして天津飯はこう言い放った。

「心配することはない この勝負悟空の勝ちだ」

何を根拠に言っているのだろうかこの男は?

そして、その根拠を聞いた時驚き呆れてしまった。

「例の界王拳を忘れていやしないか?」

知ったかぶりもいいとこである。

すでに界王拳を使ってやられているからこそ、みんな心配しているのに・・・

結局、天津飯のこの発言はみんなをぬか喜びさせるだけの結果になっただけだった。

こうしてフリーザ戦は天津飯の知ったかぶりの性格が明らかになって幕を閉じた。


一難さってまた一難、何とフリーザ親子が地球にやってきた。

皆フリーザ達の気を探り、着陸する地点に集まった。

言うまでもなく天津飯も来たが、来て早々僕らを笑わしてくれた。

天津飯「べジータ!まだ地球にいたのか?」

べジータ「何か言いたそうだな」

天津飯「当たり前だ なにしろ俺は貴様らに殺されたのでな」



・・・格好悪すぎです。

とても威張って言えるようなセリフではありません。

それは置いといてフリーザ親子は未来から来たトランクスにより倒され、

3年後の人造人間のことを聞かされます。

身の程を知らない天津飯は「俺は修行する 自分の可能性を試したい」

まだ自分に可能性が残されてると勘違いしている。

この男は案の定3年後、自信満々の顔で現れ、また迷言を言い放ちます。

「餃子は置いてきた ハッキリ言ってこの戦いにはついてこれそうもない」



「お前もな!!」とつっこんだ読者は全国にどの位いるのだろうか?

このようにして人造人間戦は始まった。

こうして始まった人造人間戦。言うまでも無く天津飯に出番はない。

ただ見ているだけの天津飯。 しかし、天津飯はここでも見せてくれた。

フリーザ戦で見せ付けてくれた知ったかぶりを。

「心配はいらん 悟空はとんでもない強さだ 奴らでかいクチをたたいて手も足も出ん」


でかいクチをたたいて何も分かっていないのは天津飯の方だった。

ピッコロや悟飯が悟空の異変に気付く中、一人舞い上がっている。

ピッコロがその事を指摘してくれたのにも関わらず、

天津飯は「何を言ってるんだ 悟空が圧倒的におしてるんだぞ」とまだ負け惜しみを言っている。

そして戦いが進んでいくうちに、やっと鈍感な天津飯も悟空の異変に気付くと、

「人造人間に痛みも疲れもないんだろうぜ」 と話をすりかえて、

自分の失言をもみ消そうとしている。

天津飯の器の小ささがうかがえる。

そうしているうちに、べジータが現れ人造人間を一瞬のうちに倒し、

逃げていった20号を追う場面でやっと天津飯の本音が分かった。


「とにかく俺は行くぞ 人造人間の最後だけでも確認しておきたい」


どうやらハナから戦うつもりはなかったらしい。

事の始終だけを確認して、後で餃子にさも自分は戦ったように話すつもりだったのだろう。

本当に器の小さい男だ。

そして人造人間を追っていくと天津飯の予想外の展開になった。

何と新たな人造人間が現れたのだ。

どうしても、戦わなくてはならない状況になり、半分ヤケクソで突っ込み、

速攻17号に首を締められ、次のページでは捨てられていた。



天津飯の戦闘シーンはたった5コマ。



そのうち3コマが首を締められているシーンで、



捨てられるシーンが1コマ



パンチを空振りしているところが1コマ・・・



情けなさすぎる

そうこうしているうちに、新たな敵セルが現れた。

人々の気を吸収してどんどん強くなっていくセルを食い止めるべく、

神様と合体したピッコロと天津飯が捜索を始める。

そこで、天津飯の新たな一面を見ることになる。

それはセルが去っていった後の町に駆けつけた時に言った一言だった。

「こいつはどうしようもありませんよ」

神様と同化した途端いきなりピッコロに敬語を使い出したのだ。

立場の上の者にはペコペコするとはサラリーマンの鏡である。

そういているうちに、状況はだんだん悪くなり、とうとうセルが17号を吸収してしまったのだ。

ここでみなさんご存知の天津飯久しぶりの活躍である。

セルを食い止めるため、身の危険もかえりみず新気功砲を撃つのである。

素人の僕らには気功砲の連発に見えたが何かが違うのだろう。

ちなみに、悟空も新気功砲と普通の気功砲の違いが分からなかった様子で、

必死に、「気功砲はもうやめろ!」 と叫んでいました。

どうやら新技と思ってるのは天津飯だけのようです。

天津飯捨て身の新気功砲の甲斐もなく、セルは完全体になってしまい、

恐怖のセルゲームが始まってしまいました。

証拠にも無く天津飯は姿を現し、いつも通り見ているだけでした。

しかし、見ているだけで終わらないのはいつもの事。

セルジュニアが現れ、天津飯は戦うハメに。

人造人間戦で失態をさらした天津飯、名誉挽回のチャンスです。



今回の戦闘シーンは前回よりも少ない3コマ。



あごを蹴られ血を吐くシーンが1コマ


顔面を蹴られ吹っ飛ぶシーンが1コマ



そしてまんぐりがえしをしているシーンが1コマでした。



前回よりもひどい結果になりました。

そんな天津飯には関係なく戦いは進んでいきます。

自爆しようとしたセルを悟空が瞬間移動で界王星まで運び、一件落着に見えたが、

セルは生きていて、再び天津飯達に前に現れます。




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第三話



そして地球の存亡を賭けた、セルVS悟飯のかめはめ波対決

他の者たちはただ黙って見ているしかありません。

個人的には天津飯に12巻で天津飯が言った

「何かと思えばここにきてかめはめ波かっ!俺には全く通用せんぞっ!!最後の悪あがきかっ!!」

と、ここで言って欲しかったです。

何故なら、初めての天下一武道会の時、亀仙人はこう言っていました。

「あの天津飯というやつ かめはめ波そのものがきかんのじゃ 大小関係なくな」

つまり、どれだけ大きいかめはめ波でも天津飯にはきかないという事です。

言ってみれば、セルのかめはめ波は天津飯には全くきかないという事。

なのに天津飯はただ見ているだけでした。


本当に役立たずです。

こうして、セルゲームは幕を閉じました。

その後、天津飯は「多分 みんなには会うことがないと思う」と言って姿を消します。

人造人間戦やセルゲームに続く失態。

恥ずかしくて皆と一緒にはいられない気持ちは痛いほど分かります。



セルゲームも終わり、数年の月日が流れた。地球にようやく平和が訪れたと思いきや、

今までで最強最悪の敵、魔人ブウが現れた。

数年振りに集結し魔人ブウに戦いを挑むZ戦士。

もちろんそこに天津飯の姿はない。

セルゲームの直後、自分の醜態を恥じてもう二度と姿を現さないと宣言した天津飯が

ノコノコと現れるわけがない。

しかし、落ち着いて考えてみれば、天津飯のあの宣言はこういう事態を予測して

「自分はもう強い敵とは戦わなくてすむ」という保険をかけていたのかもしれない。

抜け目のない男である。


今回、天津飯の出番はないと諦めかけてたその時、あの虚栄のZ戦士

天津飯は再び姿を現したのである。

しかも、今回は悟飯のピンチを救うという今までにないシュチュエーションである。

久しぶりに天津飯の活躍ぶりが見れると期待したが、彼は自分のキャラを忘れてはいなかった。

悟空により切断されたブウの下半身に蹴り飛ばされ、そのまま気絶したのである。

登場して活躍らしい活躍もせず、下半身に蹴り飛ばされる有様。

しかも、その後のうめき声が「お・・・・・ お・・・・・」


今まで色んなマンガを見てきたが「お・・・」なんていう、

うめき声を上げたキャラを見たのは初めてでした。

これはあくまで推測なのですが多は何かを言おうとしたが、

ダメージがあまりにも大きくてちゃんと言えなかったのでしょう。

多分言いたかったのは「お(助け下さい) お(願いします)」

こんなところでしょう。


そして最終巻の餃子との2ショットの1コマを最後に ドラゴンボールから姿を消します。


最後におさらいをすると、




引退試合の結果


ブウの下半身に一発KO

最後のセリフ「お・・・・ お・・・・」

最後の登場シーン 縦3.2cm横5.2cmの1コマに餃子と仲良く2ショット





  このようにして、天津飯のドラゴンボールは幕を閉じたのでした。







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